2015年4月14日火曜日

仮想マシンにESXiをインストールしたNestESXiを行うには

本番環境で、ネストしたESXiを利用することはたぶん無いでしょうけど、検証用途には非常に便利な、Nest ESXi。要するにESXiのハイパーバイザーの上に仮想マシンとしてESXiをインストールする入れ籠状態のことです。

さて、NestESXiをやる際にはお行儀があります。
それは、

vhv.enable = “TRUE”

です。

仮想マシン構成ファイル(vmx)ファイルに、上記の一文を追加しておくことで、virtualization TechnologyがネストしたESXiからも使えるようになります。

さあ、ここまでは結構一般的な話しなのですが、このESXi仮想マシンをコピーして、 コピーしたマシンを起動したところなぜか、vmkernelのネットワークに接続ができません。

これは、

/etc/vmware/esx.conf

に、前の仮想マシンのvmkernelに使っていたNICのMACアドレスが記載されていることと、UUIDが前のESXiと同じになっていることが要因です。

仮想マシンをコピーした時点でMACアドレスは異なりますが、ESXi的にはそれが認識されないようで、前のNICの情報が設定ファイルに残ってしまいます。
ESXiの起動後、いつものチープな画面で、vmkernel用のNICを再度選択するか、新しいNICを追加して意図的にvmkernel NICを変更することで、NICの情報は書き換わります。

ただ、UUIDは書き換わりませんので、SSHかShellでESXiにログインし、/etc/vmware/esx.confの

system/uuid = xxxx

の行を消して、ESXi仮想マシンを再起動すれば、OK!

では、おさらいです。NestしたESXiを利用するには、

  1. ESXiをインストールした仮想マシンのvmxファイルに
    vhv.enable = “TRUE”」を追記
  2. vmkernelアダプターを再選択(別NICを追加して、意図的に再選択することがよい)
  3.  /etc/vmware/esx.confsystem/uuid行を削除
これでOKです。

0 件のコメント:

コメントを投稿