2015年4月21日火曜日

vCenter Server Appliance 6 のインストールに失敗する

vSphere6のリリースに伴い、インストールの方法ががらっとかわった、vCenter Server Appliance 6(vCSA)。
ブラウザーの制限やなんやらと結構、最初のクライアント環境を整えるまでに時間がかかるのがやっかいなところです。
ISOイメージ内にあるhtmlファイルからブラウザー経由でのvCenter Server Appliance 6のインストールの背景は、vSphere Clientを経由せずに、インストールができるということにあります。(言い換えると、vSphere Clientはもうすぐ無くなるよと言わんばかりですね)

さて、vCenter Server Appliance 5までは、OVFをほいっとデプロイするだけでよかったのですが、vCSA6からはそういうわけにはいきません。ブラウザー経由でいろいろ入力する必要があります。

そこで、最も重要なのが、「DNS」の存在です。

vCenter Server Appliance 6 のデプロイをしようとしているクライアントPCと、デプロイされたvCenter Server Appliance 6に設定したDNSサーバーIPから、vCenter Server Applianceのホスト名(FQDN)の名前引き(正引き)ができないと、デプロイに失敗します。




元々、DNSによるvCenter Server Applianceのホスト名名前解決は必須事項だったのですが、vCenter Server Appliance 5のOVFデプロイあたりで、DNSがどうなっていても動作していた事実があり、半分忘れ去られていた事実だったのですが、ここにきてこのDNSの仕様が再度厳しくなっております。

作業クライアントだけの話であれば、hostsファイルの書き換えで何とかなるのですが、vCenter Server Appliance 6のデプロイ中に、自分のホスト名で何らかの通信を行っているようで、ここで自分のホスト名(FQDN)が、正しくDNSで正引きできないとエラーとなってしまいます。

デプロイ中のマシンですので、vCenter Server Appliance 6内にhostsファイルを書き換えることもできませんので、やはりDNSは必要です。

ちゃんとデプロイするvCenter ServerのFQDNを定義できる、ゾーン情報の権限を持ったDNSサーバーをお手元にあらかじめご用意くださいませ。

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