2015年6月7日日曜日

vCloud Airを使う(1) コンソールの紹介

vCloud Aiの考え方や特徴を紹介してきましたが、実際に画面を見ながら、仮想マシンを作成するところまでを押さえていきましょう。

まずは、画面コンソールの紹介です。

まずは、ブラウザーからログインです。
すべての操作はここから始まります。



ログインすると、自分の契約体系に合わせて、メニュー(サブスクリプション)が表示されます。
最近発表されたオンデマンド(従量課金)と従来からのリソース貸しのパターンがここで分かれて表示されるとのことです。(まだ、リソース貸ししかリリースされていませんので、現行では基本的に1つしか表示されません)




さて、ここからがダッシュボードです。


前回の項で、vCloud Airには、
  • Dedicate Cloud (通称:DC / リソース占有型) / HaaS
  • Virtual Private Cloud (通称:VPC /リソース共有型) / IaaS
  • Disasta Recovery Cloud (通称:DR / オンプレのDR) / DRaaS
の3つがありますが、契約体系によりますが、基本は1つのアカウントで複数のサービス契約を行った場合、すべてこのダッシュボードからの操作ができるようになります。(言い換えれば、意図的に画面個ソール自体を変える場合は、契約時のメールアドレスを変更する必要があります)

Dedicate Cloudの場合は、この契約の中で管理単位で、Virtual Private Cloudを作成することができます。たとえば、システム運用SIerが、複数の顧客のシステムをハウジング運用する場合、このVPCを複数作成して、お互いのシステムがが干渉しないようにすることができます。
言い換えれば、VPCは、DCで作成された1リソースのかたまりだけを契約するイメージとなります。

考え方的には、
  • Dedicate Cloud → マンションの建物
    (中の部屋数や間取りは自分で自由に設計)
  • Virtual Private Cloud (リソース共有型) → マンションの1部屋
    (部屋内に自由に家具を配置できる)
とイメージするのがよいかと思います。

基本は、このダッシュボードから、管理したいVirtual Private Cloudを選択し詳細な設定をしていくこととなります。

では、タブをVierual Machineに変えてみましょう。



これは、自分の管理できるサブスクリプションの中のすべての仮想マシンが一覧で表示されます。
VPCを跨いで仮想マシンの一覧を見ることはあまりないような気はしますが・・・。

さて、次にGatewayを見てみましょう。

先ほど、DCの場合は、自分で自由にVPCを作成できると言いましたが、VPCは一つの管理単位(AWSでいうVirtual Private Cloudと同じようなイメージ)となりますが、VPC1つに対して、Edge GatewayといわれるFirewallが1つ割与えられます。このEdge Gatewayでネットワークの作成やVPN設定、ロードバランスなどを行うことができます。




最後にDataProtectionですが、こちらは別途バックアップサービスを契約をした際に画面が表示されます。


画面は結構すっきり整理されているのですが、これでそんな細かい設定ができるのかと思ってしまいます。
基本的にはこのWebコンソールを利用することが推奨されているのですが、実際できない設定も結構あります。実際に1つのVPCに入って画面を見ると、


「Manage in vCloud Director」という表示があります。
実際にオンプレ環境でクラウド環境を構築するための製品であるvCloud Suiteに入っている、vCloud Directorで触ることができます。
言い換えると、以前にご紹介したとおり、このWebコンソールは、vCloud SuiteにあるvCloud APIをコールすることでできた画面ということになりますね。



こちらは、Flashが必要になるのですが、日本語表示でかつ、VMwareユーザーにはなんとなく慣れ親しんだインターフェースになっています。

一応先ほどもお伝えしましたが、基本はWebコンソールでの操作が推奨となっていますが、私自身もどうしても慣れ親しんだインターフェースと詳細な設定が可能なvCloud Directorの画面で、ほとんどすべての操作してしまいます。

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