2015年7月26日日曜日

vCenter Server Aplliance 6 で自由を手に入れる(1) 準備編 (SSHでroot操作)

vCenter Applianceは、Suse Linux のアプライアンスですので、Linuxマシンとして利用することができます。

以前に、vSphere Web Clientの画面をカスタマイズする方法をお知らせしましたが、もっとLinuxBOXとして利用するため、maintというメンテナンスユーザーを作成し、直接root権限を渡すまでの方法をお知らせします。

※尚、本番環境での実装はお勧めしません...。


1.まずは、vCenter Server Applianceの仮想マシンにログインします。


2.この画面で、Ctrl+Alt+F1を押します。

3.シェル画面が表示されますので、rootで、vCSAを設定したときのrootパスワードを入れて、vCSAにログインします。

4.Shellに入ります。
 
shell.set --enabled True
shell




5.sshd_configを開きます。
 
vi /etc/sshd_config

6.MaxSessions 1 を 10に変更します。



7.変更が終わったら、「:wq!」で終了します。
※キーボードマッピングがUSになっているので、コロンが、109キーボードですと、セミコロン+Shiftになりますので、注意してください。

8.次にユーザーを追加します。
 
useradd mainte -s /bin/bash
この-s /bin/bashは必須です。
vCenter Servere Applianceでは、デフォルトのShellが、/bin/applianceshという、vCenter Server Appliance独自のシェルになっていますので、かならずBashを指定するコマンドを入れます。

9.パスワードも合わせて設定します。
 
passed mainte

10.ホームディレクトリが自動で作成されませんので、手で作成します。
 
mkdir -p /home/mainte
11.次に、作成したmainteユーザーに直接root権限を付与します。
 
vipw
12.「/mainte」で作成したユーザーを検索します。

13.1012:100となっているところを「0:0」に変更します。


これで、SSHでログインしてみましょう。


これで、さらっとrootでログインできるようになりました。


では、この機能を利用して便利ないろいろなことをやってみましょう。

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