2015年7月5日日曜日

さらに進化するvCloud Air (アップデート情報)

vCloud Airは、リソース貸しというのを前の投稿で紹介させて頂きましたが、従量課金のタイプやその他もろもろアップデートが6月に発表されました。
せっかくですので、発表内容をまとめておきたいと思います。


■Virtual Provate Cloud OnDemand (いわゆる従量課金)

vCloud Airは、従来からあるリソース貸しのサービスに加えて、従量課金型のサービスが開始されます。(日本リージョンでは夏からとのこと)
  • 使用量ベースの課金(HDD以外は停止時間は課金対象外)・分単位課金
  • クレジットカードによるセルフアクセス
  • リソースのサイズを即座に変更可能
  • ネットワークトラフィックは課金対象外!
  • 今後の対応予定
    • Direct Connect
    • vRealize Automation Integration
    • vSphere Plugin
    • vRealize Operations Management Plugin

 

vCloud Air Advanced Networking Service 

2回のフェーズに分けた上で、ネットワーク面のアップデートが行われます。

・vCloud Air Hybrid Network Services (第一フェーズ・2015年下期)

いわゆる、NSXに搭載されるEdge Gateway 6.0相当の機能が搭載される(らしい)
  • ダイナミックルーティング
  • SSL-VPNアクセス機能(NSXと同じであればなんとなくFirePassチックだと思う)
  • 強化されたロードバランシング(NSXと同じであれば従来よりも細かいポリシーが設定可能)

・vCloud Air Advanced Networking Services(第二フェーズ・2015年秋? )

いわゆる、NSX機能実装と思われます
  • マイクロセグメンテーションの実装
  • vCloud Air Clientの実装によるL2-VPN実装(?)
第一フェーズと第二フェーズでそれぞれの詳細なアップデート内容が公開されておらず、Advanced Networkでアップデート情報がまとまったものしか見つけあれませんでしたので、一部想像が入っています。


■RaaS(旧DRaaS 2.0)の実装

お金をかけずにDRができる便利なサービスがさらに進化!

  • 最大24世代のリカバリスナップショット保持
    (RPOによる)
  • ネイティブフェイルバックのサポート
    (今までは、フェイルバックはvCloud Connectorのオフラインでの移動しかサポートされなかった)
  •  vRealized Orchestrator Pluginによる、ワークフローの自動化
    (いわゆる、Site Recovery Mamager的なことが可能?)




■Horizon Air リリース

ついにDaaSサービス誕生! 
  • 3つのVDIタイプとRDSHをサポート
    • Standardデスクトップ
    • Advanced デスクトップ
    • Enterpriseデスクトップ
    • ホスト型アプリケーションサーバー
  • いわゆるDesktoneにPCoIPとBlastをサポートさせたもの

さらにIaaSとしての完成度が高くなりそうですね。
個人的には、Advanced Network周りの詳細情報が欲しいのですが、まだ2回に分けてのアップデートという情報以外にほとんど情報がありませんので、またわかりましたらお知らせします。

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