2015年11月26日木曜日

Oracle SE/SE Oneの販売終了日がアナウンスされました

以前に投稿させていただきました、Oracle Standard Editon 2(SE2)販売開始に伴う、Standard Edition(SE)/Standard Edition One(SE One)の販売終了日時ですが、当初未定とお伝えをしておりましたが、最近、日本オラクルより正式に販売終了日程がリリースされたようですので、お知らせいたします。


日本国内価格表よりSE/SEOneの記載削除2016年1月30日(土)
オラクル発注締め切り(受注終了)2016年2月29日(月)

と、リリースされています。
要するに、販売(注文受付終了)が、2016年2月末になるということですね。

さて、問い合わせをいただいたQAをご紹介したいと思います。

Q.今のうちに、SE/SE Oneを購入して、保守契約をして12.1.0.2を利用したいのですが
A.Oracle SE/SE Oneは、12.1.0.1までしか利用する事ができません。
12.1.0.2を利用するためには、SE2へのマイグレーションが必須です。


Q.11gを利用したいから、今のうちにSE/SE Oneを購入したいと思います。
A.SE2のライセンス体型でもあっても、ダウングレードで11gや10gなどの前バージョンの
Oracleを利用する事が可能です。
ただし、ライセンス体型はSE2に準拠する必要がありますので、クラスターの場合
最大2CPUまでになることに注意が必要です。

さて、ライセンス(というか購入金額)ということから考えると今のうちに
SE/SE One買っておいたほうがお得という感がありますが、
製品のライフタイムサポートを見てみると、SE/SE Oneにおけるプレミアサポートは
2016年8月で終了する事が掲載されています。
つまり、それ以降に関しては、限定サポートになってしまいます。

SE2であれば、2018年7月までがサポートとなっており、SE/SE Oneユーザーは
SE2へのマイグレーションをしない限り、今後の新OSのサポートやパッチは基本
提供されない事を念頭に置いておく必要があります。

購入別パターン

  • 11g/10gでシステムを稼働させたい。また、RACで4CPUでの構成で構築を行いたい。Oracleに関しては今後OSを含めてバージョンアップする事を考えていない
→今すぐ予算があるのであれば、SEを購入する事をお勧めします。
 2016年3月以降でこのような構成を組みたい場合は、Enterprise Edition(EE)の
 購入が必須となります。

  • SE/SE Oneのライセンスで、12c+Windows Server 2012 R2の環境を構築したい。
→SE/SE Oneは、12.1.0.1までしか利用する事ができません。
 12.1.0.1は、Windows Server 2012 R2は非対応です。
 11gR2での利用を行うか、12cを利用したい場合は、SE2の購入を行い、
 12.1.0.2以降を利用する必要があります。


Q.11gの利用で、5NUPで小規模なシステムの利用を検討している。
→11gで今後一切パッチの適用やOSのアップグレードを予定しておらず
 今すぐ予算があるのであれば、SE Oneの購入がお勧めです。
 2016年3月以降は、SE2での手配となるため、最低購入数が10NUPとなるため
 5NUPしか必要がない環境であっても、10NUPの手配が必須となります。

SE/SE Oneを購入できるうちに購入するのも手ですが、今後の保守やバージョンアップを考えると結果SE2への移行は必須です。この点はよく考えておく必要があります。



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