例えば電源設備のメンテナンスなどでESXiホストの電源などを落とす際にどの順序で落とすのが正なのかというのが、わからないというケースに出会うこともあるかと思いますので、今回は、シャットダウン及び、起動の手順をお伝えします。
<シャットダウン順序>
- セカンダリNSXマネージャーのシャットダウン(マルチvCenterの場合のみ)
- プライマリNSXマネージャーのシャットダウン
- プライマリサイトNSX コントローラーのシャットダウン
- 分散論理ルーター(DLR )制御VMのシャットダウン
- 一般仮想マシン及びGuest Introspection、NSX Edge等のNSX関連仮想マシンのシャットダウン
(シャットダウンの順序は任意) - ESXiホストのシャットダウン
<起動順序>
- ESXiホストのパワーオン
- vCenter Serverのパワーオン
- NSX Managerをパワーオンし、「NSX Management Service」が起動していることを確認
(マルチvCenter構成の場合は、はじめにプライマリNSX Managerを、次にセカンダリNSX Managerを起動します) - Guest Introspection及びNSX関連のサードパーティーVM(たとえば、Deep Security Manager等)を起動します。
- NSXコントローラーをパワーオン
- vSphere Web Clientから「Network and Security」の「インストール手順」項の「管理」タブの「NSX コントローラーノード」を確認し、NSXコントローラーが正しく起動及びNSX Managerによって認識されていることを確認します。※
- NSX Edge及び分散論理ルーター(DLR )制御VMのパワーオン
- 一般仮想マシンのパワーオン
※NSXコントローラーの確認場所
シャットダウン手順に比べ、起動手順は少々順序が厳しいので注意が必要です。
UPS連携は、スクリプトでの対応が必要になるかと思います。
より詳細な手順は以下のKBを参考にしてください。
Shutdown/Startup order of the NSX for vSphere 6.x environment after a maintenance window or a power outage (2139067)
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