2017年4月19日水曜日

VCP-NVのすすめとメリットをご紹介

今日は、VCP-NVの取得メリットについて自分の経験を交えてご紹介をしたいと思います。

私自身、プリセースルという立場のため、NSXに興味があるとか、NSX導入したメリットを知りたいというお客様に対して、どのようにNSX for vSphereを導入するとメリットがあるかや、正しいインプリメント(導入)のお手伝いをすることが仕事だったりします。

NSX for vSphereは、ネットワークの仮想化という言葉でひとくくりにされてしまうことが多いですが、VXLANによるデーターセンター間のL2延伸や、分散ファイアーウォールによるマイクロセグメンテーション、Edge Service Gatewaが提供する高度なロードバランサー機能(ADC)やSSL-VPNなどの様々な機能を持ち合わせており、単純にNSXを導入ししたいというお客様にとっても、どの機能を使いたいかでエディションを含め大きく変わることがありますし、提案する側としては、幅広いNSX for vSphereの機能を一通り把握しておく必要があります。
NSXは、様々なコンポーネントがありますが、実際の導入作業においては、あまり意識せずとも導入できてしまうというのが実情です。ただ、トラブルや想定していない事項が発生した際には、このコンポーネントの詳細な動作を理解しておく必要があり、この理解具合を確認するという観点においてもVCP-NVは大変有益なものと私自身思っています。

私自身は、VCP-NVを取得する形で、NSX for vSphereの機能や特にVX-LANのメリットや導入時の注意点を習得することができました。

VX-LANによるネットワークのL2延伸は、大変魅力的ですが、このVX-LANには、既存の物理ネットワークに対して極力影響をなくし、仮想的なネットワークを作成し、マルチテナントや場所的な問題を解決するためのソリューションですが、VX-LANを実際に導入するために、あらかじめ押さえておくべき事項がいくつかあります。

このあたりの実践的な導入における注意点が、VCP-NVの問題としてよく登場しますので、VCP-NVを取得またVCP-NV取得へ向けての学習をすることで、VXLANの根本やUWA役割などの、NSXのコンポーネントと役割をしっかりと学習することができます。

これは、NSXを導入後におけるトラブルにおいても非常に有効です。

実際にNSX導入後においてトラブル相談を受けるケースもありますが、その際に必要なことは、VTEPの動作とNSX Controllerの動きをしっかりと理解していれば、なにも難しいことではないのですが、このあたりの理解や動きを習得するためには、VCP-NV取得に向けての勉強は大変に役立ったと感じています。

また、NSXにおいては、分散スイッチの導入が基本必須となりますが、分散スイッチのメリットをわかりつつも標準スイッチで構成されている現場を多く見ますが、NSXを学習すると、vDSの機能やメリットも今一度おさらいすることができます。VCP-DCVにおいては、vDSの概要は少ししか触れられませんが、VCP-NVにおいては、vDSの内容もしっかり出てきますので、vDSがより身近になると思います。

また、今まで仮想化を中心としたサーバーエンジニアにとっても、ネットワークという基礎概念とネットワークの仮想化を学ぶ大変良い材料になると思います。

ぜひ、仮想ネットワークの世界に踏み出す一歩として、VCP-NVの取得にチャレンジをされてみてはいかがでしょうか?



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